宮古島市平良の訪問介護事業所園(西原地区公民館)で出張講習

出張講習

昨年の9月以来の宮古島出張講習、依頼先は訪問介護事業所園さん。研修会場は宮古島市平良西原内にある「西原地区公民館」で行いました。

参加者数はセダン等講習2名を含め8名。午前9時~午後2時半まで会議室でテキストに沿って講義。

午後2時半からは車椅子体験。車椅子に浅く腰掛けた状態と深く腰掛けた状態で前輪(キャスター)を浮かす動作とで前輪の位置で主輪が浮いて前に倒れる動作を受講生に体験してもらいました。

過去記事で詳細を記述されていますのでご参考ください。

🔹宮古島市平良大浦(デイサービスかぜの詩)で出張講習
🔹南城市佐敷の訪問介護ようき(デイサービスはいさい)で出張講習

ガイドヘルプ体験・・・視覚障害者(利用者)の立場を体験しガイドの留意点などを理解してもらう。例えば、歩道がない道路で歩行中に車の音が聞こえるだけで足がすくんで歩けない…対処としては、言葉で路面の状態や周囲の状況を伝え不安を解消させる。視覚が閉ざされると聴覚・触覚・嗅覚に頼る。ガイドヘルパーからの情報がいかに大切かを学んでいただく。

※注)当講習はガイドヘルパーの資格を得るものではありません。 視覚障害者の移動支援には「全身性障害者過程」「同行援護従業者養成研修」「行動援護従業者養成研修」 などの資格が必要です。

最後に運転実技があります。利用者側(車椅子で乗車)とドライバー役に分かれて行います。そこでも後部座席(車椅子固定)で乗り心地を体験して、いかに利用者に負担が少ない運転(ハンドル・ブレーキ・アクセル操作など)、道路交通法を遵守しての運転をチェックしていきます。

介助者が車椅子を押して乗車するスロープ車タイプでは、できるだけ平坦な場所で行ってください。勾配(上り)があるところでは腕力・脚力が必要となってきます。最近の福祉車両ではウインチベルトで巻き上げるものが主流となっていますので少しの勾配でも安心して乗り込むことができます。

※注)電動ウインチの昇降能力は各メーカーに違いがありますので確認して使用してください。

利用者への配慮もお忘れなく(乗車時の声かけなど)。

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